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建学の精神・キリスト教教育・教育方針

建学の精神

活水学院は、創立者であるラッセル女史が信念の拠り所としたキリスト教を「建学の精神」としています。スクール・モットーは、創立者が常に教えておられた「知恵と生命との泉-主イエス・キリスト-に掬(むす)べよ」です。女史はイエス・キリストの人格に触れることこそが最良で最高の教育の土台であると確信し、人が生きるために必要な知恵や生命を、決して尽きることがないイエス・キリストという泉から汲みなさいと教えられました。

創立者 Elizabeth Russell エリザベス・ラッセル(1836-1928)

1836年10月9日アメリカ・オハイオ州カディズに生まれました。1859年ワシントン・セミナリーを卒業して各地で教師を務められた後、1873年バージニア州で結成された米国メソジスト監督教会婦人外国伝道協会の書記になりました。やがて出島メソジスト教会の要請に応える形で来日し、長崎到着わずか1週間後の1879(明治12)年12月1日、外国人居留地に同協会の精神的・財政的支援のもとで女子のための学校を始められました。ラッセル女史はすでに43歳を迎えており、最初の学生はたった1人でしたが、女史の深い信仰と豊かな愛によって日本における女子教育の草分けともいえる活水学院の礎石がおかれたのです。その後、40年に渡ってキリスト教精神に基づく女子教育に献身されました。

校名の由来

新約聖書に収められているヨハネによる福音書4章14節の「わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る」に由来しています。永遠の命を宿す「活ける水」( ヒュードール ゾーン )はイエス・キリストご自身の象徴であり、その泉からわき出る水を飲む人はリフレッシュされ、永遠の命にいたる息吹がわき出ると約束されています。

校章

活水という校名に「建学の精神」を重ねた特徴的な校章は、1918年の女子専門学校認可申請に伴って本学の美術教師だった青木知美氏の考案により制定されました。中央に篆書体(てんしょたい)の「活」を配置し、3本の線に崩した「水」でギリシア十字型に囲んだデザインです。神さまが注いでくださる「活ける水」を受け入れるために上部が開き、注がれた恵みが全体をめぐって右の隙間の注ぎ口から溢れ出ます。神さまの恵みに活かされ、周囲の人々を潤す心豊かな女性に育って欲しいという創立者の願いが込められています。

校歌

活⽔学院には第2代ヤング校⻑時代から軽快で明るいユーモアに富んだKwassui Song があり、⽣徒に親しまれていたといいます。また第3代ホワイト校⻑時代には、1923(大正12)年の創⽴記念⽇に際して校歌の募集が⾏われ、選ばれた歌詞に⾳楽科のA.M.アシュボー⼥史が作曲しました。この曲は現在も「創⽴記念⽇の歌」として歌い続けられています。現在の校歌は、第5代武藤校⻑時代に、校歌としてよりふさわしいものをと歌詞の募集が⾏われ、1942(昭和17)年に相沢照⼦⽒が作詞し⽇本⼈作曲家が曲をつけたものが校歌として制定されました。終戦後、帰任した⾳楽科教授オリーブ・カリー⼥史が曲を改作し、現在の校歌になりました。


樟の双葉をこの庭に
植えにし⼈を偲(しの)ぶれば
わが⾝に及ぶ⼤神の
ふかき恩寵(めぐみ)を思うなり


七つの海のかなたより
ここに寄せ来て栄えたる
⽂化は貴し昔より
世にさきがけしこの港


⽣けるしるしの⼤いなる
秋津島根のいさぎよき
おみなとならん望みもち
つどえり我等この庭に


御国(みくに)を思う真⼼は
世のみどり野にわきいでて
⽣ける泉の源と
流れそそがんよろず世に

魂譲り(たまゆずり)

魂譲り(たまゆずり)は卒業式において執り行われる活水の伝統的な儀式です。これは校名の由来であるヨハネによる福音書4章14節「わたしが与える水は決して渇かない。わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る」に基づいて、第2代校長マリアナ・ヤング先生が発案されました。活水で学ぶ者一人ひとりが「活ける水」を汲みとり、その「活ける水」を周囲の人々に与える者になって欲しいという創設者の願いが手桶(たおけ)によって象徴されています。「活ける水」を充たした手桶には、その年の卒業生一同の思いや願いが2色のリボンに託して結び加えられ、毎年、卒業生から在校生・在学生へと譲り渡されます。

沿革

1879年(明治12年) エリザベス・ラッセル宣教師、活水女学校を創立する。
1887年(明治20年) 活水女学校に初等科・中等科・高等科・神学科・音楽科・技芸部をおき、中学校から大学までの教育課程を整備する。
1919年(大正8年) 活水女学校大学部を改組し、専門学校令により活水女子専門学校を設置し英文科をおく。
1922年(大正11年) 活水女学校専門部に家政科をおく。
1947年(昭和22年) 新学制により、活水中学校が設置される。
1948年(昭和23年) 新学制により、活水高等学校が設置される。
1950年(昭和25年) 新学制により、活水女子短期大学を設置し、英文科・家政科・音楽科をおく。
1951年(昭和26年) 中学校・高等学校は竹の久保(現・宝栄町)に校舎を移転。
1977年(昭和52年) 活水女子短期大学に日本文学科を設置。
1979年(昭和54年) 創立100周年記念式典・行事を行う。「活水百年史」を刊行。高等学校に「普通科音楽コース」を設置。
1981年(昭和56年) 活水女子大学(文学部)を設置し、文学部に英文学科・日本文学科をおく。
1991年(平成3年) 大学院を設置し、文学研究科英文学専攻修士課程をおく。
1994年(平成6年) 大学音楽学部を設置。
1998年(平成10年) 短期大学に専攻科食物栄養専攻(2年)を開設。 大学文学部に人間関係学科を設置。
1999年(平成11年) 創立120周年記念式典・行事を行う。ラッセル女史の生涯を描いた映画「わが心に刻まれし乙女たちを」(文部科学省選定)を制作。
2001年(平成13年) 改組により、大学文学部日本文学科が現代日本文化学科に、音楽学部は演奏学科・応用音楽学科の2学科になる。
2002年(平成14年) 大学健康生活学部 食生活健康学科を設置。
2003年(平成15年) 高等学校に「英語科」「普通科・国公立進学コース」を新設。
2004年(平成16年) 創立125周年記念式典・行事を行う。
大学健康生活学部に生活デザイン学科・子ども学科を設置。
2005年(平成17年) 活水女子短期大学閉学。
2009年(平成21年) 大学に看護学部を設置し、看護学科をおく。
創立130周年記念式典・行事を行う。
2010年(平成22年) 大学音楽学部 音楽学科を設置。
2011年(平成23年) 高等学校「普通科・国公立進学コース」を「普通科・特別進学コース」へ、「普通科・普通コース」を「普通科・総合進学コース」へ変更。
2018年(平成30年) 大学文学部を国際文化学部へ、現代日本文化学科を日本文化学科へ名称変更
2019年(令和元年) 創立140周年記念式典・行事を行う。

キリスト教教育

キリスト教精神による全⼈教育
活⽔⼥⼦⼤学における教育の最も⼤きな特徴は、「建学の精神」を⼟台とする全⼈教育にあります。聖書によれば、⼈間には神の似姿「Imago・Dei」(イマゴ・デイ)として、かけがえのない⽣命と尊厳が与えられています(創世記1:27)。
活⽔は創⽴以来、ひとりひとりを尊重し個性を磨く教育を⾏ってきました。⽣命への深い問いかけを通して養われた⼈格と品性を宿し、時代の要請に応える専⾨的な知識や技術を⾝につけた⼥性の育成を⽬指します。

「建学の精神」を養うためのプログラム

キリスト教教育は「知恵と⽣命(いのち)との泉-主イエス・キリスト-に掬(むす)べよ」という創⽴者の願いに基づいて、「チャペルアワー」や「キリスト教学」を通して、すべての学⽣に提供されます。これらは「建学の精神」に基づく⼈⽣観・世界観を養うプログラムであると同時に、⾃分⾃⾝の⼼や⽣き⽅と対話する⼤切な機会です。
また「全学修養会」・「クリスマス」などのキリスト教⾏事は、⼈⽣のよい道しるべとなることでしょう。

東⼭⼿キャンパス⼩チャペル

Chapelmate

活⽔⼥⼦⼤学では、授業期間中、⽕曜⽇と⽊曜⽇に「朝の礼拝」を⾏っており、⼼洗われるひと時をもって⼀⽇を始めることができます。 15分間という短い時間ですが、オルガンに導かれて讃美歌を歌い、聖書のことばに触れ、メッセージを聴きます。メッセージを「Chapelmate(チャペルメイト)」として掲載しております。
ここでは「Chapelmate」の中から、朝の礼拝と「魂譲(たまゆず)り」の⾔葉をご紹介します。

チャペルメイトバックナンバー