キャリア教育
本学のキャリア教育は、自律した女性、自立できる職業人を育成していくために、知識を活用し、論理的思考を身に付け、問題解決力と実践力を高めるための教育プログラムです。本学は、産官学連携PBLやSA(student assistant)制度(上級生がサポート)を導入しています。
わたしが与える水を飲む者は決して渇かない。 わたしが与える水はその人の内で泉となり、永遠の命に至る水がわき出る
ヨハネによる福音書4章14節
この聖句は活水女子大学の校名の由来の箇所です。
永遠の命を宿す「活ける水」とはイエス・キリストの象徴。
活水で学ぶ一人ひとりが「活ける水」であるイエス・キリストから汲みとり、それを周囲の人に与える者になってほしいとの教えです。
創立150年に向けて目指すのは、キリストの人格に触れることこそが最良の教育の土台であり、学生たちが生涯に渡っていかなる役割を果たす中でも『周囲の人を潤す心豊かな人間に育ってほしい』という創設者の願いに応えた教育を行うこと。
「与えられた人が与える人に」、そして「互いに仕え合うことのできる人に」という教育理念を実現するための活水女子大学の新しいキャリア教育プログラム。それが Career Aspiration Program、略してCAPです。
CAPがめざすのは、活水のすべての学生が自己理解力・他者理解力を基盤としてリーダーシップ、コミュニケーション力、論理的思考を身につけること。この営みによって、活水のすべての学生を国際的な世界観と深い教養を土台とした専門知識人として育成し、地域社会・人類社会の福祉と発展のための役に立つ人材に育てます。
本学のキャリア教育プログラムをCAP(Career Aspiration Program)と称しています。これは、様々な役割が連なる人生において自分の生き方を考えたときに、「夢や大志、憧れ」(aspiration)を見出して、未来を拓く力を身に付けてほしいとの願いを込めてCAP(キャップ)と名付けています。「与えられた人が与える人に」、そして「互いに仕え合うことのできる人に」という教育理念の実現に向けたキャリア教育を展開しています。
キャリア・アスピレーション・プログラム Career Aspiration Program
キャリア・アンカー
Career Anchor:自己の「軸」となる価値観を見つける
キャリア・アダプタビリティ
Career Adaptability:どんな組織にも適応し活躍する力を身につける
自己理解力
他者理解力
リーダーシップ
コミュニケーション力
論理的思考力
産学官連携型PBL Project Based Learning
自己と他者との違いに直面しながらチーム全員がリーダーシップを発揮。
学びを社会に還し、さらに自らの成長の糧とする。
「手持ちランタンをデザインして長崎、中華街を盛り上げよ!」
2019年度はクライアント企業に日本航空株式会社様、ホテルJALシティ長崎様を迎えて実施。3〜5人のチームで、ターゲット設定、ペルソナ構築、ランタンのデザイン等からなるプロジェクトに取り組み、1年生全員が企業の方にプレゼンを行いました。
「長崎県で女性が働き続けて管理職を目指すには?」
2020年度はクライアントに長崎県男女参画・女性活躍推進室を迎えました。チームで長崎県の労働環境をPEST分析して課題解決の方針を長崎県庁職員の方にプレゼンを行いました。
「スタジアムシティの活用方策」「県内企業の動画作成」
2021年度は長崎県若者定着課や多数の県内企業のご協力のもと、「教養セミナー(1年前期)」では新しく長崎にできるスタジアムシティについて、施設や活用などの企画を考えて、プレゼンテーションを行いました。「キャリアデザインセミナー(1年後期)」では、自分達が興味を持った職種について、実際に県内の企業を調べてインタビューを行い、企業動画を作成しました。
SA制度 Student Assistant
学びの伴走者という新しい役割を得て献身的にサポート。
支えられた経験をもとに、今度は活水の後輩に寄り添い支える。
SA(Student Assistant)とは?
SA(Student Assistant)とは、上級生の先輩がアシスタントとして授業進行やグループ活動へのサポートを行うことです。
CAPではSA制度を導入し、SAと教員がミーティングを行って授業に臨んでいます。
下級生からみたSAの存在
「オンライン授業で不安ななか寄り添ってくれて本当に安心しました。」
「先生のように教えるのではなく、一緒に考えてくれるSAさんがいてくれたから、最後までがんばれました。」
チームでの活動がうまくいかないときも、一緒に悩んでくれてすごく心強かったです。」