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2022年7月26日

トピック

「核兵器禁止条約第1回締約国会議」に英語学科2年の山口雪乃さんが参加しました

発効して1周年を迎えた「核兵器禁止条約」。その今後の運用について議論する国際会議「核兵器禁止条約第一回締約国会議」が6月21日‐23日の3日間、オーストリア・ウィーンで開催されました。

各国政府代表団やオブザーバー参加国が議場に集う中、市民社会からの参加として、本学の山口雪乃さん(英語学科2年)が現地で活動を展開しました。

締約国会議と同時進行で開かれた「若者による締約国会議」では、約50か国の若者と被爆者が対話するワークショップのコーディネートを担当。会期中に開催された「ICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)主催のフォーラム」(6月18‐19日)、「核兵器の非人道性に関する国際会議」(6月20日)などにも参加しました。

(山口雪乃さんのコメント)
どこか無機質で、大きく語られがちな核兵器の問題。しかし、世界各国の核被害者との対話を通して、このトピックに関して今後も継続的に議論していく必要性を再実感しています。

核兵器を全面的に禁止するこの条約に日本政府は参加していません。しかし、今回の渡航を通して、たとえ国の姿勢が消極的であっても、私たち市民一人ひとりが声をあげていけば、現状に変化をもたらすことは出来る、と確信しました。例えば、私たちの日常に馴染みのあるSNSなどの身近なツールは、その立派な発信手段になるのです。

市民社会の一員として、各国の若者や政府関係者に直接働きかけるという経験は、今後の自分自身を形作る重要なピースとなりました。渡航にあたり、さまざまなご配慮をいただきました皆さまに感謝いたします。

国連ウイーン事務局前
被爆者証言+被爆者とのディスカッション
ICANフォーラム
ICANフォーラム