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2022年2月1日

トピック

地域ビジネスコース
「自治体対決!若い女性に魅力のあるまちづくり」最終プレゼンテーションを実施しました

2019年度に開設された地域ビジネスコース(国際文化学部日本文化学科)は開設3年目をむかえ、初めての長期インターンシップを実施するなど(2021年夏)、コースとしての成果が次々と生まれています。コース生がはじめて履修することになった「地域マネジメント論」も成果の一つです。
後期開講されたこの授業では、「自治体対決!若い女性に魅力のあるまちづくり」との企画を行いました。
これまで、「地域研究」、「地方自治論」、「地域経済学」、「女性リーダーシップ論」等の授業で地域課題の解決や地域振興について学んできた学生達が、「大村市」「長崎市」「東彼杵町」のそれぞれのチームに分かれ、実際の地域をフィールドにしてそれぞれの特色や課題を調べ、自分達目線で魅力のあるまちづくりについて提言をまとめ、プレゼンテーションを行うという企画です。
そしてこの企画には、各自治体の担当職員の皆さまにバックアップをいただいて、中間、最終のプレゼンテーションにもご参加いただきました。

各チームのプレートを手に、2021年秋にキックオフしました!

11月の中間プレゼンテーションでは、まず各自治体の総合計画等の基礎資料について調べ、自治体が抱える課題や今後の施策について総合的な視野からプレゼンテーションと各自治体への質問を行いました。
それを踏まえた最終プレゼンテーション(2022年1月18日)の様子です。

長崎市チーム(2チーム)「NAGASAKI」の発表です。
中間プレゼンテーションでは交通手段における連結バスの導入など広範な提言を行いました。最終プレゼンテーションでは、若い人たちが集うスペースの開設に提言を絞りました。フィールドワークでは出島メッセや市民会館、公民館等の公共スペースを実際に調べ、若い人達向けに使いやすい状況になっていないことを報告し、コワーキングスペースの開設について提言しました。

長崎市チーム「NAGASAKI」

東彼杵町チーム「ちゃっぱ」の発表です。
中間プレゼンテーションから具体的なイベントを提案しましたが、フィールドワークでは、町役場の方や町の関係者のお話を伺って、提案が実現できるかについて検討しました。そこでは「持続可能なイベントを」「お店の側にもメリットがあるように」等の要望あったとのことです。それを踏まえて「仮想で人生ゲーム」のイベントや「CAFE×そのぎ茶×波佐見焼」のコラボ企画や、プロモーションについて実際に見本の動画を披露しながら発表しました。

東彼杵町チーム「ちゃっぱ」

大村市チーム「OMC」の発表です。
メンバー内でさまざまなアイディアが出されましたが、最終的には在住者が非日常を楽しむ商店街でのイベントと、旅行者に大村に立ち寄ってもらうことを主眼としたパワースポット巡りの2つについて検討しました。フィールドワークでは商店街に出向いて関係者のお話を伺い、パワースポット巡りでは、既存のご当地巡礼を踏まえて、新たな提案を行いました。

大村市チーム「OMC」

長崎市チーム(2チーム)「えみなはま広報部」の発表です。
OMC同様にさまざまな意見が出されましたが、自分達が利用したことのある商店街についてフィールドワークを踏まえ、振興方策について自分達目線で提案を行いました。

長崎市チーム「えみなはま広報部」

プレゼン後に各自治体の皆さまからご講評を頂戴しました。
今回は「激励の意味を込めて辛口のコメントも」とお願いしていました。皆さまからは、「もう少しみなさん世代独自の発想を」「プレゼンの内容についてデータの裏付けがほしい」等のコメントを頂戴しました。

自治体の皆さまからご講評を頂戴しました。

自治体のご担当者をお迎えし、テレビ・新聞の取材もある中でのプレゼンテーションとなり、いつもの授業とは違った緊張感に包まれた時間となりました。皆さま、本当にありがとうございました。

当日の様子は、テレビ・新聞でも報道されました。
テレビ放送:1月18日 テレビ長崎「マルっと!」
新聞:長崎新聞 1月25日、毎日新聞:1月19日

このあと・・・
ご出席いただいた自治体の方から、提案の具体化に向けてのご連絡がありました。該当グループのメンバーは大喜びで準備を進めています。本当に実現できるかは未知数ですが、今後も地域課題の解決や地域振興に貢献できる人材の育成のために全力で取り組んでいきます。地域ビジネスコースの動向にご注目ください!