活水高等学校 活水中学校

同窓会会長のメッセージ

 会長をお引き受けして一年が過ぎました。コロナ禍で総会、対面による代表役員会、本部役員会も月一回の会議はコロナ感染拡大防止対策が発令されると開催できず、思うように活動できなかった2021年度でした。
 活水学院は明治12年、日本の女性にも教育が必要とアメリカから2人の女性宣教師、ラッセル先生とギール先生(後に福岡女学院を創立)が派遣され、一人の女生徒から始まりました。そして2019年に創立140年を迎えました。同窓会は今年、2022年に創設130周年を迎えます。明治25年には19名の卒業生となり、まだ女性が社会に出て活躍することが厳しかった時代、卒業しても繋がりを持ち、助け合うことができるようにとラッセル先生の卒業生への暖かいまなざしが、同窓会の誕生です。
 今年は記念の年として、6月4日(土)13時から東山手キャンパスの大チャペルで、総会から始まり、記念式典、活水の古い写真の紹介、ラッセル奨学金の受給者(大阪の大学院で学んだ卒業生)によるマリンバ演奏などを予定しています。
 卒業生は現在、日本全国に18、アメリカを含めますと19の支部からなり、会員は約4万人という大きな同窓会に成長しました。
 同窓会は生徒・学生さん達へのサポートをしています。「ラッセル支援金」部活動への支援、内部進学生への支援金。「ラッセル奨学金」海外へ留学を希望している卒業生、国内で大学院を目指している卒業生への支援。2021年度はドイツに留学中の音楽学部卒業生に授与しました。
 この2年間、コロナ禍で行事が開催できなかったのも現状でしたが、今年も「クリスマス讃美礼拝」は小チャペルで開催を予定しています。昨年は70個、クリスマスプレゼントを用意しましたが、全部なくなり、嬉しい悲鳴‼ 盛会のうちに讃美礼拝を終えることができました。小チャペルは東山手キャンパスのシンボル的存在であり、祈りの場所です。
 優しい黄色のステンドグラスに包まれる小チャペル。まるで外国の礼拝堂に入ったような空間です。そこで一緒にクリスマスの讃美礼拝に参加してみませんか。優しいパイプオルガンの響きに載せて歌う讃美歌は心落ち着くひと時です。誰でも参加可能です。勿論男性も…
 同窓会は長い歴史を持ち、同窓会に残されている資料などに触れる度に、誇らしさを覚えます。これまでに素晴らしい働きを残してこられた先輩たち。同じ「活ける水」を汲んだ後輩たち。その流れを引き継いでいくのが同窓会だと思っています。
 重厚な活水の歴史を軸に多様化した時代を如何に進んで行くかが、これからの学院も同窓会も課題だと思っています。皆様のお力が必要です。どうぞ宜しくお願いいたします。

同窓会

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同窓会会長 永吉美恵子
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