同窓会会長のメッセージ

 会長をお引き受けして三年目を迎えます。コロナ禍の収束は先が見えませんが、同窓会も少しずつ活動を再開し始めました。
 活水学院は明治12年、日本の女性にも教育が必要とアメリカから2人の女性宣教師、ラッセル先生とギール先生(後に福岡女学院を創立)が派遣され、一人の女生徒から始まりました。そして2019年に創立140年を迎えました。明治25年に19名の 卒業生となり、まだ女性が社会に出て活躍することが厳しかった時代、卒業しても繋がりを持ち、助け合うようにとラッセル先生の 卒業生への暖かい眼差しから同窓会が誕生しました。
 昨年2022年は創設130周年を記念して、6月4日(土)東山手キャンパスの大チャペルで、総会から始まり、記念式典、活水の古い写真を紹介、ラッセル奨学金受給者(大阪の大学院で学んだ卒業生)によるマリンバ演奏、そして最後に学科・学年を超えた約50名の卒業生による大合唱でお祝いをしました。大チャペルを響かせた声!声!
 活水の卒業生は卒業して月日が流れてもチャペルで一つになれると、同窓会を象徴しているようで、心が熱くなりました。
 卒業生は現在、アメリカを含めますと19の支部からなり、会員は約4万人という大きな同窓会に成長しました。
 同窓会は後輩達を支援しています。「ラッセル支援金」は部活動への支援、内部進学生への支援金。「ラッセル奨学金」は海外へ留学を希望している卒業生、国内で大学院を目指している卒業生への支援。2022年度はドイツに留学の音楽学部卒業生に授与しました。
 今年も「クリスマス讃美礼拝」は小チャペルで開催します。小チャペルは東山手キャンパスのシンボル的存在であり、祈りの場所です。優しい黄色のステンドグラスに包まれる小チャペル。まるで外国の礼拝堂に入ったような空間です。そこで一緒にクリスマス讃美礼拝に参加してみませんか。オルガンの響きに載せて歌う讃美歌は心が落ち着くひと時です。誰でも参加可能です。勿論男性も…
 同窓会は長い歴史を持ち、同窓会に残されている資料や写真などに触れる度に、誇らしさを覚えます。これまでに素晴らしい働きを残してこられた先輩たち。同じ「活ける水」を汲んだ後輩たち。その流れを引き継いでいくのが同窓会です。同窓会事務所はオランダ坂を上り詰め、洋館が立ち並ぶゾーンの一番奥の建物「ラッセル記念館」の中にあります。大樹となり新緑の楠木に包まれた佇まい、今は最高です‼ どうぞ気楽にお立ち寄りください。

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同窓会会長 永吉美恵子
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