本校は1879年、長崎に誕生し、今年で創立141周年を迎えました。創立当時の日本は、渇いた土が水を吸い込むように西洋文化を受け入れる一方で、女性は低い地位のまま満足に教育を受けられない時代でした。そのような時代にあって、活水は一人ひとりの女性が“幸せ”に生きるため、常に寄り添ってきました。それから140年を経た現代、女性の社会的地位は大きく変化し女性活躍が叫ばれる一方で、様々な社会課題も表面化しています。
これから子どもたちが生きていくのは、これまで以上に多様な選択を迫られる正解のない社会ですから、自ら主体的にキャリアを描いていく「自律的な選択」が不可欠です。
活水高等学校 活水中学校では、女性が社会で“幸せ”に生きていけるよう、女子教育だからこそ可能な独自のキャリア教育を通じて、将来の活躍の場を見つけ、社会で輝き続ける力を育みます。活水で学ぶ生徒は、逞しく、そしてしなやかに成長し続けます。神様から与えられた「活ける水」を吸収し、彼女たちが社会に出て“幸せ”に生きることで、「輝き」、社会の人々と「ともに輝く」という循環が生まれます。それが私たち教職員の願いです。
