学長室からのメッセージ

 

 皆さま、ご入学おめでとうございます。ご家族やご友人の皆さまにも心よりお祝いを申し上げます。ご来賓の皆さまにはご臨席を賜り、まことにありがとうございます。

 皆さんが大学に入学された目的は何でしょうか。それは、社会人になるためであるといえるのではないでしょうか。今から4年後には、皆さんは一人の社会人として社会に出て行くことでしょう。その日のためにこれから始まる大学の4年間はあるのだと、今日しっかり目標を定めていただきたいと思っています。
 社会人になるとは、「大人」になるということでもあります。大人とは、自分でものを考えられる人、自分で判断できる人、自分で選択できる人だと思います。それが出来るようになるために、私が皆さんに大学にいる4年の間に身につけてもらいたいと思っているものが3つあります。それは「知」と、「技」(わざ)と、「良い意志」です。

 「知」とはものを見る力、考える力、理解する力ですが、目には見えません。それを目に見える形にするのが「技」です。言葉、動作、行動、音や図、表や数字などのように、考えた中身を、姿・形にする力が「技」だといえます。知と技はともに相携えて進んでゆくもので、どちらも同程度に重要です。
 その際に、向かうべき方向を決めるのが「よい意志」です。私たちは何のために生まれたのか、この人生には何の意味があるかを考えて、よい方向性をつかむことが大切です。難しいことですが、一番大切なことでもあります。ここで私の結論を申し上げれば、人生の意味は、「世のため、人のために生きる」ということであると考えています。それをしっかり確信することができれば、かならずや働き甲斐のある仕事ができて、生き甲斐のある一生を送ることができるでしょう。

 活水女子大学はキリスト教の理念によって建てられています。活水女子大学の建学の精神の土台にあるキリスト教の理念は、次の3つのことを含んでいます。
 まず、この世には人間よりも大きな存在として、神がおられるということ。2つめは、神の前にすべての人間は等しく尊い、ということ。3つめは、この世を正義と愛を満ち溢れさせるのが私たちの務めである、ということです。ここに「良い意志」への大切なヒント、つまりどのような態度で人生を歩んでいけばよいのか、へのヒントが示されています。これは狭い意味での宗教の教理ではなく、今日人類全体にとっても普遍性を持つ重要な世界観、価値観であると思います。

 大学での4年はこのように社会に出る前の重要な準備期間です。皆さんには活水女子大学でのこれからの4年を、知を伸ばし、技を磨き、しっかりとした価値観の上に立つ良い意志を持つための時であるとして有効に使ってください。
 これからの皆さまの大学生活が、豊かな恵みに溢れたものでありますように祈りつつ、入学式の式辞とさせていただきます。

 
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