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2019年度 平和祈念集会

8月9日、74年目の長崎原爆の日、全校で集い、生徒会の進行によって平和祈念集会を持ちました。
YWCA司会による礼拝に始まり、東京都立第五福竜丸展示館主任学芸員の安田和也先生をお迎えし、「核なき世界を願って・・・第五福竜丸と広がる核被害」と題して講演していただきました。
長崎の原爆投下後にも、核兵器の開発と実験が行われてきた状況をたくさんの写真を用いて伝えてくださいました。
アメリカとソ連の核開発競争の中、日本国内は戦後の食糧難。その解決を海に求めて木造船をつくり、遠洋漁業にでる漁師たちが増えていました。1952年4月28日、サンフランシスコ平和条約が発効し、遠洋漁業の範囲が広がったため、第五福竜丸の乗組員はより遠くの魚場へと太平洋に船を進めます。そして1954年3月1日、ビキニ環礁にて長崎原爆の700倍もの威力の水爆実験に遭遇、死の灰(爆破で砕け舞い上がったビキニ環礁のサンゴなど)を浴びてしまいました。乗組員の被爆はもちろんのこと、放射能で汚染された魚がそのまま市場に流れ、改めて核の問題が叫ばれました。長崎を最後の被爆地にとのメッセージは、実験という形で既に2000回を超えて破られている現実があります。第五福竜丸は今も核廃絶のメッセージを静かに、しかし熱く訴えています
講演の後は、中学一年生から高校Ⅲ年生までの学年代表による意見発表があり、自身の体験を通して、自分ができること、平和について学び、考え続けることが大切であることをそれぞれの言葉で発表しました。
活水高等学校・活水中学校平和宣言では、平和学習部の生徒によって、核開発の現状分析、核廃絶に向けての世界の取り組み、被爆者に話を聞くことができる最後の世代である私たちに託された平和への想いについて触れ、核兵器の廃絶を日本へ、世界へ訴え続けていくことを宣言しました。
大岩校長からは、被爆校舎の鉄筋による「鉄の十字架」作製時の風評についての話に続き、短編アニメ「戦争のつくりかた」が紹介され、戦争が起きるような世の中にしないために考えていくこと、小さなことの積み重ねを大切にしていくことが勧められました。
クラス毎に生徒全員で作った折り鶴を献納し、11時2分、静かに黙祷の時をもち、祈りの内に閉会、核廃絶と平和の大切さを確かにした集会でした。

2019年8月9日

活水高等学校 中学校

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